ちりめんじゃこ(しらす干し)とは?
ちりめんじゃこ(しらす干し)は、新鮮ないわしの稚魚を丁寧に水洗いした後、釜茹でして天日などで乾燥させたものです。 頭から尾まで丸ごと食べられる事から、栄養価が高く健康に良い食品として広く親しまれています。 ちりめんという独特の呼び名は、せいろに並べたいわしを天日干ししている光景がちりめん織物に似ていることが由来とされています(諸説あり)。 くせが無く、すっきりとした美味しさと小魚ならではの食感が楽しいちりめんじゃこは、トッピングやパスタ・炒飯の具材など、どんなメニューにも使いやすい優等生です。 ちりめんじゃこ(しらす干し)を日々の食事に取り入れ、健康的な食生活を実現しましょう!
ちりめんの栄養素について
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高たんぱく低カロリー
体の基礎となるたんぱく質が大豆の約1.2倍なのにカロリーは約半分!! たんぱく質は筋肉を作る働きや免疫力を上げる効果があるので、特に成長期の子どもには大事な栄養素です。 また、糖質量が100gあたり約0.2gと低く、高たんぱく低カロリーなちりめんじゃこ(しらす干し)は糖質制限ダイエットにもおすすめです。
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カルシウムやビタミンDが豊富
カルシウムは牛乳の約5倍。成長期にしっかりカルシウムを摂ることで健康な骨と歯を作ります。 また、20歳を過ぎると骨量は減少していくので、大人になっても意識的にカルシウムを摂取することが大切です。 ビタミンDと一緒に摂取すると吸収率が上がるので、どちらも豊富に含むちりめんじゃこ(しらす干し)は効率よくカルシウムを体に取り入れることができます。
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子どもにお勧めなDHA
大人にお勧めなEPADHA(ドコサヘキサエン酸)とEPA(エイコサペンタエン酸)は、体内では作ることのできない栄養素です。 DHAは記憶力や学習能力を高める育脳作用があります。EPAは血液をさらさらにし、血液や血管の健康に効果を発揮し、 成人病予防の作用が注目されています。また、EPAは中性脂肪値を下げる働きもあり、ダイエットにも効果があると言われています。
ちりめんじゃこ(しらす干し)ができるまで
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1.水揚げ
漁船に乗った漁師さんによって海で水揚げされます。
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2.入札
港へと運ばれ入札に進みます。
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4.乾燥
釜揚げしらすを天日干しなどによって乾燥させます。
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3.釜ゆで
ちりめんじゃこ(しらす干し)は傷みやすいので、何よりも鮮度が命です。入札後、すぐに水洗いし、大きな茹で釜で1分ほどボイルすると釜揚げしらすが出来上がります。
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5.異物除去
専用の機械と熟練の作業員の目視により異物を除去(選別)します。
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6.完成
ちりめんじゃこ(しらす干し)が出来上がりました。